外出先で洋服にシミを作ってしまった経験は誰にでもありますよね。
特に多いのが食べこぼしによるシミ。醤油やソースといった調味料の他、コーヒーや紅茶、チョコレートや果物など、ついうっかりと洋服にこぼしてしまいシミにしてしまったなんてことを良く聞きます。
今回はうっかり作ってしまったシミの応急処置の方法を、シミの種類別に解説します!

ブログ見出し水溶性のシミ(コーヒー、紅茶、醤油、ソース、コーラなどのシミ)

水溶性のシミとはコーヒー、紅茶、醤油やコーラなどの油分を含まないシミのことを指します。水溶性のシミはすぐに処置をすることで比較的簡単にシミを取ることが可能です。
シミがついてしまったら即座にティッシュや乾いた布でシミを押さえ、水分や固形物を取り除きましょう。
その後、シミの裏側にハンカチなどの乾いた布をあてて、濡らしたティッシュ(布でもOK)でポンポンと叩いてシミを移し取ります。
最後に乾いたティッシュで水分をよく拭き取れば応急処置は完了!
このとき注意する点は、こすってシミを広げてしまうこと!シミをこすってしまうと繊維の奥へと汚れが入ってしまいます。また、繊細なシルクなどの繊維はこすることで生地自体にダメージを与えてしまいかねません。

家に帰ったら

帰宅したら即座に洗うのがポイントです。応急処置でシミが落としきれていない場合は、シミの部分に中性洗剤をつけて洗濯用洗剤と一緒に洗濯機で洗いましょう。

ブログ見出し油性のシミ(化粧品、チョコレートやポテトチップスなどの油シミ、ケチャップなど)

油性のシミとは口紅やファンデーションなどの化粧品や、チョコレートやポテトチップスなどの食品、ケチャップやマヨネーズといった調味料など油を含んだものによるシミです。
油性のシミは水ではなく油に溶けるシミのため、頑固な油性のシミは油を使って落とすのが正解です!
水性のシミ同様、即座にティッシュや乾いた布でシミを押さえ、水分や固形物を取り除くのが第一ステップです。
次にシミの裏側に乾いた布をあて、水で薄めた台所用中性洗剤(もしくはハンドソープ)をつけた布で軽くポンポンと叩いてシミを移し取りましょう。
洗剤が残らないよう水ですすぎ、しっかりと乾かしたら応急処置は完了です。

家に帰ったら

油性のシミの場合も帰宅したら即座に洗うのがポイントです。シミがついた部分に、酸素系液体漂白剤を直接つけて、普通に洗うだけでOKです!

油性のシミはプロにお任せするのが望ましい

油性のシミは水性のシミと比べて対応が難しいことを覚えておきましょう。
大切なお洋服と水洗い不可のお洋服は洗濯のプロであるクリーニング屋に任せるのが正解です。クリーニングに出す場合は、しっかりとシミの種類を伝えることがポイントです。

ブログ見出しシミの応急処置のポイント

シミの応急処置のポイントは3つ!応急処置の実施如何で、その後のシミ抜きの難度が変わるためしっかりと覚えておきましょう。

シミの種類を確認する

上記で紹介したとおりシミの種類を確認することが大切なポイントです。水溶性のシミか油溶性のシミかをしっかりと確認してください。

とにかくすばやく対応

シミは時間がたてばたつほど頑固になりケアが難しくなります。シミ抜きは早めの対応が鉄則と覚えておきましょう!

こするのはNG!

こするとシミは繊維の奥に入りこんでしまいます。また同時にシミの範囲が広がってしまうため逆効果!
シミは押さえるように移し取るものと覚えておいてください。

ブログ見出し時間がたってしまったシミは?

つけてしまったばかりのシミは、シミの原因が分かるため対処もしやすいのですが、時間が経ってしまったシミは「何のシミだったっけ?」という状態に。
また、シミの対応は早めが鉄則のため、時間がたったシミは「もう無理かな。」と諦めてしまう方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、まだ諦めるのは早いです!そのシミ、クリーニング店なら落とせるかもしれません。
クリーニング店の中にはシミ抜きを得意としたシミ抜きのプロ(シミ抜き職人)がいる店舗があります。匠の技でシミ抜きを実施してくれる店舗は最後の砦。少し値段は張るものの大切なお洋服の場合はシミ抜きのプロにお願いするのも良いかもしれません。

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