寒い季節の外出に欠かせない「コート」は、毎日のように身にまとう冬の定番アイテムです。
お気に入りの一着を長くきれいに着続けるためには、適切なケアが欠かせません。
しかし、「クリーニングに出すタイミングがわからない」「本当にクリーニングが必要なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コートをクリーニングに出すべき理由から、最適なタイミングや頻度、そして気になる料金の相場までをわかりやすく解説します。
種類豊富なコートに対応したお手入れの基本を押さえて、お気に入りの一着を来シーズンも気持ちよく着られるようにしましょう。
コートをクリーニングに出した方がいい理由
毎日のように着るコートは、実は見た目以上に汚れが溜まりやすい衣類です。
「あまり汚れていないように見えるから」「洗えそうな素材だから」と自己流でケアしてしまうと、思わぬトラブルを招くこともあります。
特に目に見えない汚れや、衣類にダメージを与える虫やカビのリスクは見落とされがちです。
ここでは、コートをクリーニングに出すべき代表的な理由を4つに分けて詳しく解説します。

お気に入りの一着を長くきれいに保つために、正しいメンテナンスの知識を身につけましょう。
目に見えない汚れがついている
一見きれいに見えるコートでも、実は目に見えない汚れがたくさん付着しています。

代表的なのが「不溶性汚れ」と呼ばれる、空気中のホコリや排気ガス、泥などが繊維の奥に入り込んだ汚れです。
また、「油溶性汚れ」も多く、首元や袖口など肌が触れる部分には皮脂やファンデーションなどが蓄積しやすくなっています。
これらの汚れは自宅の洗濯では十分に落とせず、シミや黄ばみ、においの原因になります。
とくに首周りは見た目にも影響が出やすいため要注意です。
コートはワイシャツのように直接肌に触れる機会は少ないものの、着用するたびにじわじわと汚れが溜まっていきます。
そのため、1シーズン着用したコートは定期的にクリーニングに出し、しっかりとメンテナンスすることが大切です。
自宅での洗濯が難しい
コートの素材はウールやカシミヤなどデリケートなものが多く、自宅での洗濯が難しいアイテムです。
洗濯機で洗える表示があったとしても、正しい方法で行わなければ型崩れや色落ちのリスクがあります。
また、コートは厚みがあるため、乾かすのにも時間がかかり、うまく乾かないとカビや生乾き臭の原因にもなります。
さらに、自宅で洗う場合はシミや汚れに対して適切な処理ができず、汚れが残ってしまうこともあります。
クリーニングに出せば、素材や汚れの種類に応じた専門的な処理が施されます。
シワや型崩れのない、美しい状態で戻ってくるため、自分で洗うよりも安心感があります。
大切なコートだからこそ、定期的にプロに任せるのがおすすめです。
カビや虫食いからコートを守れる
コートは見た目に清潔そうでも、汗や皮脂汚れ、空気中の微粒子などが目に見えない形で蓄積しています。
特に天然素材を使用したコートは虫が好む傾向にあるため、保管前のクリーニングは必須です。
カビの発生も見落としがちですが、わずかな湿気や汚れから繁殖する恐れがあります。
クリーニングをすることで、これらのリスクを未然に防ぎ、コートを清潔かつ長期に渡って使用できます。
よって、毎シーズン終わりには、衣替えのタイミングでクリーニングを利用する習慣をつけるとよいでしょう。
保管サービスが利用できる
コートはかさばるため、クローゼットのスペースを圧迫しがちです。
特に家族分や複数のコートを持っている場合、収納場所に困ることもあるでしょう。
そんなときに便利なのが、クリーニング業者が提供している保管サービスです。
クリーニングと同時に申し込めば、プロが清潔な状態に仕上げたコートを、そのまま専用の保管ルームで預かってくれます。
【利用上のメリット】 ・保管環境は温度・湿度が適切に管理されており、虫食いやカビ、変色といったトラブル防げる ・シーズンオフ中のスペース確保にもなり、自宅の収納に余裕が生まれる |
さらに、保管期間が選べたり、宅配での受け取りができる業者もあるため、忙しい方や衣替えの手間を減らしたい方にもぴったりのサービスと言えるでしょう。
コートをクリーニングに出すタイミング
コートは頻繁に洗う衣類ではないため、クリーニングに出すタイミングが難しいと感じる方も多いでしょう。
しかし、正しいタイミングでクリーニングを行うことで、コートを長く美しく着続けられます。
基本的には「シーズン終了時に出す」のが、最も適切なタイミングといえます。
一方、特別な汚れや状況に応じて、シーズン中に出すべき場合もあります。
ここでは、特に注意したい2つのタイミングについて詳しく解説します。
たくさんの汗をかいたとき
冬でも意外と汗をかく場面は多いものです。
【コートが汗を吸う場面】
|
特に首まわりや背中、袖口など、肌が接触しやすい部分は汗ジミの温床になりやすく、これを放置すると黄ばみや変色、さらには嫌なニオイの原因になってしまいます。
汗は放置すればするほど繊維に染み込んで落ちにくくなり、コートの風合いも損なってしまいます。
そのため、たくさん汗をかいたと自覚がある場合は、できるだけ早めにクリーニングに出しましょう。
汗を吸ったまま放置するのは、コートにとって大きなダメージです。
プロのドライクリーニングでしっかりリセットしてあげることで、長期に渡って使用できます。
目立つ汚れがコートについたとき
見た目に分かるようなシミや汚れがついた場合は、すぐにクリーニングに出すのがベストです。
【すぐにクリーニングに出した方がいい汚れ】 ・外出先での食べこぼし ・雨の日の泥はね ・交通機関の汚れなど |
これらの汚れは、時間が経つほど落ちにくくなり、繊維に浸透して定着してしまう可能性があります。
特に油分を含む汚れは、家庭での洗濯では対応が難しく、生地を傷める原因にもなります。
「少しだから」と放置していると、あとでシミになったり、変色して取り返しがつかなくなるケースも少なくありません。
気になる汚れがついたら、なるべく早く専門のクリーニングに出して対処してもらいましょう。
必要に応じてシミ抜きや撥水加工などのオプションを利用するのも効果的です。
汚れを放置しないことが、美しい状態を保つ最大のポイントです。
コートクリーニングにかかる日数
コートをクリーニングに出す際に気になるのが、どのくらいで仕上がるのかという点です。
仕上がり日数は、クリーニングの方法によって異なります。
クリーニング方法 | 仕上がり日数 |
---|---|
店舗型のクリーニング | 2〜7日ほど |
宅配クリーニング | 2〜10日程度 |
ただし、装飾の多いコートやカシミヤなどのデリケート素材を使用している場合は、仕上がりにさらに時間がかかることもあるため、余裕を持ったスケジュールで出すのが安心です。
また一部の宅配クリーニングでは、午前中に出せば当日中に集荷・処理して、最短5日で返却できるサービスもあります。
たとえば「クリコム」では、午後2時までの注文で当日集荷に対応し、最短5日での納品が可能です。
最短納品期間 | 5日(通常14日以内) |
---|---|
通常納期 | 14日以内 |
当日集荷 | 午後2時までの注文で当日集荷可能 |
送料 |
4,400円以上で往復無料 (4,400円未満の場合は往復2,200円) |
料金形態 | 単品 |
保管サービス | なし |
無料オプション | シミ抜き |
ただし、通常は14日以内の納品とされており、急ぎで依頼する場合は追加料金や品質への影響を考慮する必要があります。
特に即日仕上げに対応している店舗もありますが、急ぎの処理は生地に負担がかかる場合があるため、どうしても必要なとき以外は避けるのが無難です。
コートクリーニングの料金相場
コートのクリーニング料金は、コートの種類や素材によって大きく異なります。
コートの素材 | 料金相場 |
---|---|
ウール・カシミヤ・アンゴラ | 700円〜2,400円 |
ダウンコート | 1,800円〜3,500円 |
毛皮・レザー・スエード | 5,000円〜15,000円 |
このように、コートのクリーニング料金は素材や仕様によって幅広く設定されており、特にブランド品や高級素材を使用したコートは、さらに費用がかさむ場合があります。
平均的な費用は1,500円前後ですが、実際にクリーニングに出す前には、店舗ごとの料金や取り扱い方法をしっかり確認することが重要です。
またクリコムにコートクリーニングを依頼した場合の料金は、以下のようになっています。
コートの種類 | 基本料金 | デラックス仕上げ |
---|---|---|
ハーフコート | 1,800円~ | 3,600円 |
ロングコート | 2,200円~ | 4,400円 |
ダウンジャケット | 4,000円~ | 8,000円 |
ダウンコート | 4,500円~ | 9,000円 |
※合皮素材・高級素材(カシミヤ・シルク・アンゴラ・麻等)・装飾品の多い物・ブランド品はデラックス仕上げの扱いとなります。
コートクリーニングで追加料金が発生するコートの種類
コートのクリーニングでは、基本料金のほかに素材や装飾の種類によって追加料金が発生することがあります。
特にデリケートな素材やファー・ライナーといった付属品、一部に革が使われているもの、複雑な装飾が施されたコートなどは、取り扱いに注意が必要なため、追加の工程や専門的な処理が求められます。
その結果として、クリーニング店によっては追加料金を請求される場合もあります。
ここからは、追加料金が発生しやすいコートの種類を詳しく紹介します。
デリケートな素材で仕立てられたコート
カシミヤやアンゴラといった獣毛素材、シルクなどのデリケートな素材が使われているコートは、通常のクリーニング方法では傷んだり縮んだりする可能性があるため、素材に合わせた特別な工程が必要です。
たとえば、水温の調整や乾燥時間の調節、摩擦を避けるための取り扱いなどが求められます。
このような配慮が必要なため、追加料金が発生するケースがあります。
料金体系は店舗によって異なるので、依頼前に確認しておくと安心です。
デリケート素材は高級コートによく使用されるため、取り扱いには特に注意が必要です。
付属品がついているコート
ライナーやファー、ボアなどの付属品が取り外せるコートも、追加料金の対象になる場合があります。
たとえば、フードや袖口に取り外し可能なファーが付いている場合、それぞれ個別にクリーニングを行う必要があるため、本体のクリーニングとは別料金になることがあります。
【追加料金が発生する付属品】 ・付属ライナー ・全面付属ファー、ボア(フェイク) ・フードの毛皮、ファー ・袖口の毛皮、ファー |
また、フェイクファーであっても丁寧な取り扱いが必要なケースが多く、費用が上乗せされることもあります。
付属品 | 基本料金 | デラックス仕上げ |
---|---|---|
リアルファー(ボア)付属 | 1,650円~ | 3,300円 |
フェイクファー(ボア)付属 | 770円~ | 1,540円 |
ライナー付属 | 550円~ | 1,100円 |
ダウンライナー付属 | 1,100円~ | 2,200円 |
ベルト付き | 110円~ | 110円 |
合皮素材・高級素材(カシミヤ・シルク・アンゴラ・麻等)・装飾品の多い物・ブランド品はデラックス仕上げの扱いとなります。
特に天然の毛皮の場合、専用の工場で専門的なクリーニングを施す必要があるため、料金が高くなる傾向にあります。
一部革素材が使用されているコート
ダッフルコートなど、一部に本革が使用されているコートでは、革の風合いや状態を損なわないように洗浄・乾燥方法を工夫する必要があるため、追加料金が発生する場合があります。
とくに革が広範囲に使用されている場合、全体を革製品として取り扱い、専門的なクリーニング工程が求められるケースもあります。
これにより料金は大幅に高くなる可能性もあります。
革部分の大きさや配置によって扱いが異なるため、事前に店舗スタッフに相談して見積もりを出してもらうと良いでしょう。
装飾品がついているコート
ビーズやスパンコール、レース、フリルなどの装飾が施されたコートも、クリーニングの際に特別な取り扱いが求められます。
装飾が取れたり変形したりしないように、手作業での洗浄や個別包装が必要になることもあり、その分の手間と時間がかかるため追加料金が加算されます。
装飾が多いデザイン性の高いコートは、一見華やかで素敵ですが、クリーニング費用が高額になる可能性があるため注意が必要です。
クリーニング店によっては、装飾部分の状態を事前にチェックして、クリーニング可否や料金の目安を提示してくれる場合もあります。
クリコムで利用できるコートクリーニングのサービス
クリーニング宅配サービス「クリコム」では、コートを長く美しく保つためのさまざまなサービスが提供されています。
定期的にクリーニングに出すだけでもコートの寿命を延ばすことはできますが、クリコムではさらに品質を高めるための多様なサービスを用意しています。
高級素材やブランド品など、デリケートな衣類を安心して任せられる点も、クリコムの強みと言えるでしょう。
宅配型サービスでありながら、店舗クリーニングに引けを取らない品質管理と丁寧な仕上がりが、多くの利用者から評価されています。
ここでは、コートクリーニングに適したサービスを紹介します。
特殊シミ抜き
クリコムが提供する「特殊シミ抜き」は、通常の染み抜きでは落としきれないシミに対応する、職人技術が光る高度なクリーニングサービスです。
一般的なシミ抜きでは、油性・水溶性の順に処理した後、通常のクリーニングで仕上げますが、クリコムの有料染み抜きではさらに「部分漂白」と「染色補正」の2工程が追加されます。
時間が経過して酸化したシミや、変色のリスクがある古い汚れにも対応可能で、シミの部分だけを布地を傷めずに丁寧に処理します。
使用されるのは微細な蒸気と繊細な技術で、色を抜きすぎないよう、少しずつ漂白を行い、その後シミの色や生地の色に合わせた染料を選び、手作業で染色補正が行われます。
この緻密な作業により、シミを目立たなくし、衣類の美しさを最大限に回復させることができます。
職人たちは国家資格を有し、京都の呉服店との提携や繊維関連の勉強会への参加を通じて、伝統と最新技術を融合させた高水準の技術を習得しています。
自宅で落とせない口紅やボールペンの跡、長期間放置されたシミも、プロの手にかかれば驚くほどきれいに蘇ります。
大切な衣類を諦める前に、一度相談してみる価値のあるサービスです。
染み抜きコース | シミ1箇所当たりの料金 | シミのサイズ | 処理方法 |
---|---|---|---|
染み抜き・ポイントコース | 880円/1箇所 | 2cm×2cm |
・油性処理 ・特殊薬品処理 ・部分漂白 ・水性処理 |
染み抜き・エリアコース | 4,400円 | ― |
・油性処理 ・染色補正 ・部分漂白 ・水性処理 |
染み抜き・オールコース | 8,800円 | ― |
・油性処理 ・染色補正 ・水性処理 ・全体漂白 |
染み抜き・アートコース | 2,200円/1箇所 | 2cm×2cm |
・染色補正 ・部分漂白 |
防臭・消臭
クリコムの「防臭・消臭」サービスは、特許技術「クラフトポリマー」を活用した高機能な加工が特徴です。
通常の消臭剤では対応が難しい酸性・アルカリ性・中性の異なる性質のニオイにも対応し、幅広いニオイを同時に分解・除去します。
この技術により、衣類に付着したニオイの原因を分子レベルでキャッチし、化学反応によって無臭の物質へと変化させます。
さらに、高濃度の銀イオンを用いた抗菌コーティングによって雑菌の繁殖を抑制し、ニオイの再発も予防。
そのため、着用中も清潔で快適な状態を維持しやすくなります。
【消臭・防臭効果】
|
ただし、アルコールアレルギーの方はご注意ください。
防臭加工に満足できない場合は加工料金の返金保証もあり、安心してサービスを利用できます。
衣類をより快適に長く使いたい方におすすめのオプションです。
レザー・革衣料
クリコムでは、革ジャンをはじめとするレザー製品のクリーニング・メンテナンスにも対応しています。
革は動物の皮から作られた“生きている素材”であり、定期的な手入れを怠ると風合いを損ねてしまいます。
そのため、シーズンごとのメンテナンスが重要です。
洗浄には革の性質に合った専用の溶剤を使用し、革の柔らかさやツヤを損なうことなく、皮脂汚れやホコリ、ニオイなどを取り除きます。
カビの除去も可能ですが、伸縮や硬化した部分にある場合は完全除去が難しいこともあるため、予防と日頃の保管が大切です。
また、古着特有の臭いや香水などが革に深く染み込んでいる場合、完全な消臭が難しいケースもあります。
革製品は一般衣類のような高温乾燥ができないため、自然乾燥に時間を要し、納期は通常3〜4週間程度が目安です。
品名 | クリーニング料金 | 納期 |
---|---|---|
革ロングコート | 16,500円~ | 集荷後1カ月 |
革ハーフコート | 16,500円~ | 集荷後1カ月 |
ムートン ハーフコート | 19,800円~ | 集荷後1カ月 |
ムートン ロングコート | 22,000円~ | 集荷後1カ月 |
シミや臭い、カビに悩んでいる方も、まずは一度クリコムの革衣料クリーニングサービスを利用してみると良いでしょう。
大切なレザーアイテムの風合いを保ちながら、美しく蘇らせてくれます。
汗抜きWクリーニング
クリコムの「汗抜きWクリーニング」は、ドライクリーニングと水洗いのダブル処理で、通常のクリーニングでは落としきれない汗汚れや水溶性の汚れを徹底的に除去する特別なサービスです。
まず衣類の状態を検品したうえで、汚れのひどい箇所には前処理としてシミ抜きを行い、油性汚れを落とすドライクリーニングを実施。
その後、汗抜き専用の水溶液にじっくりと漬け込むことで、繊維の奥に染み込んだ汗やベトつき、嫌なニオイ、黄ばみを分解・除去します。
さらに、トルソープレス(マネキン状の型を使った立体プレス)とハンドアイロンを組み合わせることで、衣類本来の美しいシルエットに整えながら、しわをきれいに仕上げます。
ウールやシルクなどのデリケート素材も、特殊な洗浄液を使用することで、縮みや風合いの変化を抑えて洗浄が可能です。
このWクリーニングは、スーツやワンピース、ジャケット、ブラウスといった衣類に特におすすめで、脇や襟に起こる変色や、汗による塩シミ、ニオイを予防・改善できます。
品名 | 加工料金 |
---|---|
ワンピース、スプリングコートなど(長いもの) | クリーニング料金+2,200円(税込) |
ジャケット、ブラウス、スーツ上など(上着類) | クリーニング料金+1,100円(税込) |
納期は通常約10日間で、自然乾燥を採用しているため衣類への負担も最小限です。大切な衣類を長く美しく着続けたい方に、最適なクリーニング方法です。
高級ダウン
クリコムでは、カナダグースやモンクレール、マックスマーラ、ノースフェイス、水沢ダウンなど、国内外の高級ダウンブランドに多数のクリーニング実績があります。
これらの高級アイテムには、国家資格を持つ職人が一点一点、丁寧に対応。
検品から洗浄、仕上げに至るまでの全工程を手作業で行い、他のお客様の衣類と一緒にせず、単独でクリーニングします。
使用する洗剤はオレンジオイル配合の自然由来のもので、洗浄力を保ちながら風合いを守り、嫌な臭いも防ぎます。
また、羽毛の劣化を防ぐために高品質シリコン配合の柔軟剤を使用し、偏った羽毛は手作業で均一に戻します。
さらに、トルソー型のバルーン仕上げ機によって、蒸気と熱風で立体的にふっくら仕上げられ、型崩れも防止。仕上がったダウンは、型を守る専用極太ハンガーで自宅まで配送されます。
撥水加工付きのプレミアムメンテナンスコースも用意されており、水や汚れからダウンを守る効果が長続きします。
クリーニングに出す衣類 | クリーニング料金 |
---|---|
ダウンベスト プレミアムメンテナンスコース(撥水加工付き) |
8,580円 |
ダウンジャケット プレミアムメンテナンスコース(撥水加工付き) |
9,900円 |
ダウンコート プレミアムメンテナンスコース(撥水加工付き) |
11,000円 |
白スレが目立ちやすい袖口には、黒の深みを取り戻す「ダークアップ加工」もオプションで対応しています。
大切な高級ダウンを長く愛用するための本格的なケアを求める方にぴったりのサービスです。
高級スーツ
大切な高級スーツのクリーニングは、ただ汚れを落とすだけでは不十分です。
クリコムのDXクリーニングでは、ビジネスやフォーマルな場面で長く愛用されるスーツを、限りなく新品に近い状態へと復元することを目的としています。
【対応実績のあるブランド】
|
特に注目すべきは「シルエットメイク加工」で、これは洗浄時に損なわれがちなテキスタイルオイルを再加工することで、ウールやシルク、カシミヤ、リネンなどの素材にハリ・コシ・光沢を取り戻す技術です。
天然成分のスクワランや松ヤニを使用し、人体に優しく生地に適した処理が施されます。
また、単品洗いやハンドアイロン、不織布カバーでの返送など、細部にまでこだわったサービス内容も魅力。
さらにはゴム引き製品や染色堅牢度の弱い素材など、他店では断られるような難洗衣類にも対応可能です。
品名 | 基本料金 | デラックス仕上げ |
---|---|---|
コート | 1,980円~ | 3,300円 |
ハーフコート | 1,650円~ | 3,300円 |
ジャケット | 990円~ | 1,980円 |
専任の国家資格者がすべての工程を担当し、スーツの状態・素材・構造に応じた最適なクリーニング方法を提案してくれるのがクリコムの特徴です。
高級スーツを長く美しく保つためには、専門性の高いプロの手による定期的なメンテナンスが不可欠です。
コートがクリーニングから戻ってきたときにやること
コートをクリーニングに出すときは丁寧なケアを意識する方が多いですが、戻ってきたあとの取り扱いも非常に重要です。
何もせずにそのままクローゼットへしまってしまうと、せっかくのケアが台無しになることも。
最もクリーニング直後の状態は、見た目にはきれいでも、保管環境によっては湿気がこもったり、形崩れを起こすリスクがあります。
正しい保管のためには、まず「ビニールカバーを外す」こと、そして「厚みのあるハンガーにかけ替える」ことが基本です。
ここからは、クリーニングを終えて、手元に戻ってきたコートに施すケアについて詳しく解説します。
ビニールカバーを外す
クリーニングから戻ったコートには、ほとんどの場合ビニールカバーがかかっています。
これは輸送時の汚れ防止を目的とした一時的なものに過ぎず、長期間の保管には適していません。
ビニールは通気性が極めて悪いため、湿気がこもりやすく、そのまま放置するとカビや異臭の原因になります。
クリーニング直後は衣類に若干の水分が残っている場合もあり、なおさら注意が必要です。
戻ってきたらすぐにビニールを外し、空気が通る環境で陰干ししてからクローゼットにしまうのがおすすめです。
もしカバーをつけたまま保管したい場合は、通気性の高い不織布カバーを使用すると安心です。
厚みのあるハンガーにかけ替える
コートの保管には、形状を保つために適したハンガーを使うことが重要です。
クリーニング店から戻ってくる際には、多くの場合、簡易的なプラスチックハンガーが使用されています。
【プラスチックハンガーを使用したときに起きるトラブル】 そのまま保管すると、コートの重みで肩部分に跡がついてしまったり、型崩れが起きる可能性があります。 特にウールやカシミヤなど厚手の素材で仕立てられたコートは重さがあるため、ハンガーの影響を受けやすい。 |
戻ってきたら、肩部分が厚く、丸みを帯びた木製やウレタン製のハンガーにかけ替えましょう。
これによってシルエットを美しく保ち、長く愛用できます。
正しい保管方法は、コートの寿命を延ばすだけでなく、次のシーズンに気持ちよく着るための第一歩です。
コートクリーニングに関する質問
コートにまつわるクリーニングの疑問は意外と多く、「自宅で洗えるの?」「いつクリーニングに出すのがベスト?」「カビが生えたらどうすればいいの?」といった悩みを抱える方は少なくありません。
コートは冬の必需品でありながら、お手入れを間違えると型崩れや劣化につながります。
ここでは、コートのクリーニングに関するよくある質問について、丁寧に解説していきます。
適切なケアを行うことで、お気に入りのコートを長く美しく着続けることができます。
コートは自宅でもケアできる?
コートを自宅で洗えるかどうかは、主に素材や洗濯表示に依存します。
まずは洗濯タグを確認し、「洗濯機」や「手洗い」マークがあるかを見てみましょう。
これらのマークがあれば家庭での洗濯が可能ですが、実際に洗う際には型崩れや色落ちのリスクが伴います。
特にウールやカシミヤなどデリケートな素材のコートは、水に弱く、乾燥時に型が崩れやすいため注意が必要です。
また、目に見えない汗や皮脂汚れが蓄積しやすい首元や袖口は、自宅ケアでは落としきれないこともあります。
大切なコートや高価なもの、仕立てが複雑なものは、プロのクリーニングに任せるのが安心です。
日常的なお手入れとしては、ブラッシングや陰干しを定期的に行い、清潔な状態を保ちましょう。
コートクリーニングはシーズン前と後のどっちがいい?
コートをクリーニングに出すタイミングは、「シーズン後」がベストです。
冬の間に着用したコートには、目に見えない汗や皮脂、ホコリ、花粉などが付着しています。
これらを放置したまま次のシーズンまでしまっておくと、汚れが酸化して黄ばみやシミの原因となったり、カビや虫食いを招く可能性もあります。
シーズン終了後、できるだけ早めにクリーニングに出して、清潔な状態で保管することが、来シーズンも気持ちよく着るためのポイントです。
一方に、シーズン前にクリーニングをしても、すでに汚れが定着していた場合には完全に落としきれないこともあります。
衣替えのタイミングに合わせて、コートもプロの手でしっかりとケアしておくのがおすすめです。
コートにカビが生えたら?
コートにカビが生えてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。
カビの発生原因は、着用中についた汗や皮脂汚れ、湿気などが蓄積されたことにあります。
特に日本の夏は湿度が高く、クローゼット内が密閉されているとカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
カビが発生したコートは、自宅で無理に落とそうとすると素材を傷めてしまうこともあるため、まずはクリーニング店に相談しましょう。
多くの店舗では「カビ取り」や「しみ抜き」などのオプションサービスを用意しており、プロの技術で丁寧に処置してくれます。
また、今後のカビ対策としては、防湿剤や除湿シートの使用、定期的な換気やブラッシングによるお手入れが有効です。
正しい対応をすれば、カビが生えたコートでも再び着られる状態に戻せる可能性があります。
コートを定期的にクリーニングに出せば長く愛用できる
コートは冬の寒い季節に欠かせないアウターですが、お手入れを怠ると生地の劣化や型崩れ、さらにはカビや嫌な臭いの原因にもなってしまいます。
特に一見汚れていないように見えても、1シーズン着用したコートには、汗や皮脂、花粉、ホコリなど目に見えない汚れがしっかり蓄積されています。
首元や袖口など肌が直接触れる部分は汚れやすく、時間が経つとシミや変色の原因にもなりかねません。
そのため、大切なコートを長くきれいに保つには、シーズン後に忘れずクリーニングに出すことが重要です。
特にカシミヤやウール、高級ブランドのコートなどは、クリーニングの専門技術がある店舗に任せることで、素材を傷めることなく美しさをキープできます。
また、自宅でのブラッシングや湿気対策と合わせて、定期的なプロのケアを行うことで、お気に入りの一着を何年も気持ちよく着続けられます。