寒い季節になると、軽くて暖かく、屋内外問わず活躍するフリース。毎日のように愛用しているという方も多いでしょう。
そんな便利なアイテムだからこそ、気になるのが汚れやニオイです。
とはいえ、「洗濯するとゴワゴワになってしまいそう…」「クリーニングに出すべき?」と悩む人も少なくありません。
実は、フリースは自宅でも正しい方法で洗えば、ふわふわ感をキープしながらきれいに洗えます。
本記事では、フリースの魅力を損なわずに洗うためのポイントや、自宅洗いとクリーニングの使い分け方について詳しく解説します。
フリースの特徴
フリースは、主にポリエステルの一種である「PET(ポリエチレンテレフタラート)」という素材から作られており、このPETはペットボトルの原料としても知られています。
フリース生地は軽量で保温性に優れているため、防寒アイテムとして非常に人気があります。
一般的にはポリエステル100%で作られており、薄手で毛足が短いものから、ボリューム感のあるモコモコした「ボアフリース」と呼ばれるタイプまで、様々なデザインが存在します。
【ポリエステル製のフリースの長所】
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【ポリエステル製のフリースの短所】
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こうした特性を理解しておくことで、フリースをより長く快適に着用することができます。
フリースを自宅で洗濯したときに起きるありがちなし失敗
フリースは見た目以上に繊細な素材で、自宅での洗濯方法を誤ると風合いや形状を損ねる恐れがあります。
ふわふわの手触りやシルエットを保つためには、洗濯時の注意点をしっかり押さえておくことが大切です。
ここからは、自宅洗濯でよくある失敗例を3つご紹介します。
繊維がゴワゴワして肌触りが損なわれる
フリースの最大の魅力は、ふんわりとした柔らかい肌触りです。
しかし、洗濯方法を間違えると、この風合いが一気に損なわれてしまいます。
特に、通常の洗濯モードで他の衣類と一緒に洗うと、フリースの繊維が押し潰されたり、摩擦によって絡まりやすくなり、結果的にゴワゴワとした感触になってしまうのです。
また、すすぎすぎや脱水のしすぎも繊維を硬化させる原因に。風合いを保つためには、やさしい洗い方を心がけることが重要です。
毛玉ができる
フリースはポリエステル素材の特性上、摩擦に弱く毛玉ができやすいという弱点があります。
特に洗濯機で他の衣類と一緒に回すと、繊維どうしが擦れ合い、表面が毛羽立ったり毛玉ができる原因になります。
毛玉は一度できると取り除くのが面倒なうえ、繊維そのものを削ってしまうため、服の寿命を縮めてしまいます。
毛玉防止には、裏返して洗う・ネットに入れる・手洗いを選ぶなどの対策が効果的です。
乾燥機の熱による伸縮
フリースは熱に弱く、特に乾燥機の高温にさらされることで、素材が縮んだり変形してしまう恐れがあります。
乾燥によって一度縮んでしまったフリースは元に戻すのが困難なため、慎重な扱いが求められます。
また、高温により繊維のふわふわ感も失われてしまう可能性があります。
フリースは、基本的に陰干しや平干しで自然乾燥させるのが最適です。
特にお気に入りの一着を長持ちさせたい場合は、乾燥機の使用は避けるのが無難です。
フリースを自宅で洗濯するときに気を付けること
フリースはふんわりとした肌触りと高い保温性が魅力ですが、洗濯方法を間違えると風合いや形が損なわれてしまいます。
とくに毛玉の発生や繊維の縮みといったトラブルは、自宅洗濯でよく見られる問題です。
これらを防ぐには、フリースに適した洗濯方法を理解し、丁寧に取り扱うことが重要です。
ここでは、フリースを長持ちさせるために押さえておきたい4つのポイントを詳しく解説します。
洗濯ネットを使う
フリースを洗濯する際は、摩擦による毛玉や型崩れを防ぐため、必ず洗濯ネットを使用しましょう。
フリースは摩擦に弱く、繊維同士が擦れやすいため、ネットに入れておくことで外部との接触を最小限に抑えられます。
その際はファスナーやボタンを閉じ、衣類を裏返し、ネットの大きさに合うように軽くたたんでから入れるのがポイント。
ネットが大きすぎると中で衣類が動いてしまい、かえって摩擦を招く原因になるため、サイズ選びにも注意が必要です。
おしゃれ着用洗剤を使う
洗濯用の洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を選びましょう。
一般的な洗濯洗剤は弱アルカリ性のものが多く、洗浄力が強い反面、生地に負担をかけやすいため、フリースのふんわり感を損ねる可能性があります。
中性洗剤はデリケートな繊維にも優しく、色あせや静電気を防ぎながら、やさしく洗い上げられます。
さらに、柔軟剤を併用すれば、静電気対策にもなり、よりふんわりとした仕上がりが期待できます。
生地を傷めない洗濯コースで洗う
洗濯機のコース設定も、フリースを傷めないための重要なポイントです。
「ドライコース」または「手洗いコース」を選ぶことで、摩擦や脱水によるダメージを最小限に抑えられます。
特にフリースは起毛素材のため、強い水流や長時間の脱水は風合いを損なう原因になります。
すすぎも念入りに行いましょう。
洗剤が繊維に残ると肌触りが悪くなるだけでなく、生地を劣化させる原因にもなるため、必要に応じて2回すすぐことをおすすめします。
乾燥機を使わない
乾燥機の使用はフリースには不向きです。
ポリエステル素材のフリースは熱に弱く、乾燥機にかけると繊維が縮んでしまったり、静電気が発生しやすくなったりする恐れがあります。
また、乾燥中の摩擦によって毛玉ができやすくなるため、風合いを維持するには避けるべきです。
洗濯後はすぐに取り出し、太めのハンガーにかけて形を整え、直射日光を避けて日陰で自然乾燥させましょう。
このひと手間が、ふわふわの肌触りと長持ちにつながります。
フリースを自宅で洗濯する方法
寒い季節に大活躍するフリースは、軽くて暖かく、着心地の良さが魅力です。
しかし一方で、洗い方を間違えると毛玉や型崩れ、ゴワつきなどのトラブルにつながることもあります。
ふわふわの肌触りを長持ちさせるためには、素材に合った正しい洗濯方法を知っておくことが大切です。
この記事では、フリースを自宅で洗濯する際のポイントを「準備」「洗い方」「乾かし方」まで丁寧に解説します。
洗濯表示の確認や前処理のコツ、洗濯機・手洗いそれぞれの手順、さらに乾かすときの注意点まで、フリースをやさしくお手入れするための実践的な情報をまとめました。
自宅でも安心して洗えるよう、ぜひ参考にしてください。
【準備】洗濯表示を確認する
フリースを洗濯する前に必ず確認したいのが洗濯表示です。
引用:消費者庁_衣類の取扱表示より
タグに表示されている記号を見て、自宅で洗えるかどうかを判断します。洗濯機マークがあれば洗濯機OK、手洗いマークなら優しく手洗いする必要があります。
バツ印や「ドライクリーニング」の記号があれば、自宅での水洗いは避け、クリーニング店に出しましょう。
また、色落ちのチェックも重要です。
フリースの目立たない部分におしゃれ着用洗剤を付け、1分後に白い布で軽く押さえて色移りがないか確認します。
色が移った場合はクリーニング店での処理が安心です。
このような確認を怠ると、変色や縮み、毛玉の原因になるため、必ず事前に確認しましょう。
【前処理】洗濯洗剤を汚れに馴染ませる
汚れやシミが気になる部分には、洗う前に少しだけ前処理をしておくと、洗濯後の仕上がりが格段に良くなります。
洗濯洗剤の原液を汚れに直接少量なじませ、数分置いてから洗濯すると、汚れが浮き上がって落ちやすくなります。
とくに食べこぼしや袖口、襟周りの皮脂汚れなどには効果的です。
生地を傷めないためにもゴシゴシこすらず、やさしく馴染ませる程度にとどめましょう。
このひと手間で、フリースの柔らかな風合いを保ちつつ、清潔に仕上げることができます。
【方法①】洗濯機でフリースを洗う
洗濯機で洗える表示があるフリースは、いくつかのポイントを押さえることで風合いを損なわずに洗濯できます。
【洗濯機で洗う際のポイント】
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洗濯ネットに入れることにより、毛玉や摩擦による傷みを防ぎ、マイクロプラスチックファイバーの流出も抑えられます。
洗剤は、おしゃれ着用洗剤がベストですが、通常の洗剤でも問題ない場合もあります。
洗濯コースは「ドライ」や「手洗い」などの弱水流モードを選びましょう。
すすぎは特に丁寧に行い、必要なら2回行うことで洗剤残りによるごわつきも防げます。
フリースは摩擦や熱に弱いため、脱水時間も短め(30秒~1分)がおすすめです。
【方法②】手洗いでフリースを洗う
洗濯表示で手洗い指定のあるフリースは、やさしく手洗いしましょう。
【洗い方】
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デリケートな素材なので、力を入れすぎないことが大切です。
こうすることで、風合いを損なわず清潔に仕上がります。
フリースを乾かす
洗濯後のフリースは、ふわふわ感をキープするために干し方にも工夫が必要です。
まず脱水が終わったら、フリースの端を持って数回振りさばき、起毛部分に空気を含ませましょう。
干すときは必ず形を整えて、ファスナーやボタンを開け、風通しを良くします。
太めのハンガーに吊るし、裏地が乾きにくい場合は途中で裏返して干すのがおすすめです。
フリースは熱に弱いため、乾燥機やストーブ付近での乾燥、直射日光もNGです。
日陰の風通しの良い場所で自然乾燥させてください。ふんわりとした仕上がりにしたい場合は、乾燥後に衣類用ブラシやムートンブラシで毛並みを整えると、より触り心地よくなります。
シワができたらあて布をしてアイロンをかける
洗濯後にシワが目立つ場合は、あて布をして中温(130~160℃)でアイロンをかけるときれいに仕上がります。
直接アイロンを当てるとフリースの起毛が潰れてしまう可能性があるため、必ずあて布を使用しましょう。
アイロンを軽く押し当てる程度で十分です。
また、洗濯や乾燥の過程で毛並みが倒れてゴワつきを感じる場合も、アイロンの熱と同時にブラッシングを加えると、フリースの柔らかさが蘇ります。
日常的なケアとしてもブラッシングは有効なので、洗濯後にシワやごわつきが気になるときはぜひ取り入れてみてください。
フリースをふわふわに仕上げる洗濯方法
フリースの柔らかい質感を長持ちさせるには、洗濯時や乾燥後のひと工夫が大切です。
間違った洗い方をすると、ゴワつきや静電気の原因になり、せっかくのふんわり感が失われてしまいます。
ここでは、洗濯後もフリースをふわふわに仕上げるための具体的な方法をご紹介します。
柔軟剤の使い方や乾燥後のブラッシングなど、ちょっとしたケアを加えることで、着心地のよい状態をキープできます。
お気に入りのフリースを長く楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。
柔軟剤を使う
フリースは化学繊維でできているため、静電気が起きやすく、空気中のホコリや糸くずが付きやすいという特徴があります。
洗濯時に柔軟剤を使用することで、繊維の摩擦を抑え、静電気の発生を軽減できます。
さらに、柔軟剤には繊維の表面をコーティングする効果があり、ゴワつきを防いでふんわりとした仕上がります。
使用する際は、洗濯機の指定された柔軟剤投入口に入れるだけで大丈夫です。
香り付きの柔軟剤を選べば、気持ちよく着られるだけでなく、リラックス効果も期待できます。
柔軟剤は毎回使う必要はありませんが、定期的に取り入れることで風合いの低下を防げます。
乾いたらブラッシングをかける
洗濯後に自然乾燥したフリースは、表面の毛並みが乱れたり、つぶれてしまう恐れがあります。
そこでおすすめなのが、乾いた後にブラッシングをおこなうことです
衣類用のブラシや、毛足の短いペット用のスリッカーブラシ(※未使用のもの)などを使って、毛並みに沿って丁寧にとかすことで、フリース本来のふわふわ感がよみがえります。
力を入れすぎると毛が抜ける原因になるため、やさしくなでるようにブラッシングしましょう。
特に着用頻度の高い部分(襟元・袖口・背中など)は毛並みが乱れやすいため、定期的なブラッシングで見た目の清潔感も保てます。
このひと手間が、仕上がりの満足度を大きく左右します。
お手入れの時間がない方はクリーニングも◎
「家で洗濯する時間がない。」「細かなケアが面倒くさい。」という方は、洗濯のプロであるクリーニング店に任せてしまうのもオススメ!
気になる値段は約500~1,000円程度。クリーニング店によっては独自の加工(ミンク加工など)も実施しており、新品同様に暖かく柔らかいフワフワの状態に仕上げてくれますよ。






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