ジーンズ(デニム)は、季節を問わず活躍する定番ボトムスです。
おしゃれアイテムとしても人気が高く、誰もが何本かは持っているのではないでしょうか?
その一方で、「ジーンズは洗わない方がいい」といったイメージや、色落ちや型崩れを心配して、洗い方に迷っている方も少なくありません。
たしかに、ヴィンテージデニムや高級ジーンズなど、風合いを大切にしたい一部のジーンズでは洗濯を控えるケースもありますが、日常的に着用するジーンズは、適切な方法で定期的に洗うことで清潔に長持ちさせることができます。
この記事では、ジーンズを傷めずにきれいに洗うための正しい洗い方と、意外と知られていない干し方のコツまで、専門的な視点からわかりやすく解説します。
「デニムはどうやって洗えばいいの?」「洗ったら色落ちしない?」「型崩れさせずに乾かすには?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
デニム・ジーンズは自宅で洗濯した方がいい?
「ジーンズは洗わない方がいい」と聞いたことがある方も多いですが、これはあくまでもヴィンテージデニムなど、一部の愛好家向けの話です。
確かにデニムは洗濯によって色落ちや風合いの変化、型崩れを起こす可能性があるため、扱いには注意が必要です。
【日常的に着用するデニム・ジーンズを洗わないリスク】
- 長期間洗わずにいると汗や皮脂、ホコリなどの汚れが蓄積
- ニオイや雑菌の繁殖につながる
特に膝裏や股部分などは汗や皮脂が溜まりやすく、不衛生な状態を放置しておくと、生地の劣化や変色、肌トラブルの原因になることもあります。
また、時間が経過すると汚れが定着し、洗っても落ちにくくなってしまう恐れもあるため、適度な頻度での洗濯が必要です。
デニム・ジーンズの洗濯頻度
デニム・ジーンズの洗濯頻度は、一般的に「半月~1カ月に1回程度」が目安とされています。
毎回洗う必要はありませんが、着用を重ねるうちに皮脂や汗、ホコリなどの汚れが蓄積していくため、まったく洗わないのは衛生的にもおすすめできません。
ただし、あまりに頻繁に洗ってしまうと、色落ちや風合いの変化が早く進みやすいため、ほどよいタイミングでの洗濯が大切です。
ジーンズはもともと作業着として生まれた耐久性の高いアイテムですが、現在はファッションとしての価値も高く、素材や加工によってはデリケートな扱いが必要な場合もあります。
そのため、使用頻度や季節、着用シーンによって洗濯の間隔を調整すると良いでしょう。
「ちょっと汚れたかな」「汗をかいたな」と感じたタイミングが、ひとつの判断基準になります。
【洗濯頻度を減らす方法】
- 着用後に衣類用の消臭スプレーを使用
- ブラッシングでホコリを落とす
適切な頻度とケアを意識することで、デニム・ジーンズの美しさと清潔さを長くキープできます。
デニム・ジーンズを自宅で洗濯するときに気を付けること
デニム・ジーンズは、丈夫で長持ちするアイテムとして知られていますが、洗い方を間違えると、色落ちや型崩れの原因になってしまうこともあります。
特にジーンズに使われているインディゴ染料は非常に色移りしやすく、ほかの衣類と一緒に洗うと思わぬトラブルにつながります。
正しい方法で洗濯すれば、風合いや色味をキープしながら、清潔に長く愛用できます。
ここでは、ジーンズを自宅で洗う際に押さえておきたい基本の注意点を5つに分けてご紹介します。
- 洗濯前には必ず洗濯表示を確認
- 洗剤には中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を使用
- 洗う時は裏返しにして洗濯ネットに入れる
- 洗濯は弱水流で単独洗いが基本
- 脱水はなるべく短時間で済ませる
洗濯前の準備から洗剤の選び方、洗い方のコツや脱水時間まで、知っておくと安心のポイントを丁寧に解説します。
大切なジーンズをダメージから守るためにも、ぜひチェックしてみてください。
洗濯前には必ず洗濯表示を確認
ジーンズを洗う前に、必ず洗濯表示(ケアラベル)を確認しましょう。
引用:消費者庁_衣類の取扱表示より
一口にデニムといっても、生地の種類や加工方法、混紡素材の違いによって、適した洗濯方法が異なります。
洗濯機の使用が可能かどうか、手洗い指定になっていないか、乾燥機の可否やアイロンの温度設定など、洗濯表示には重要な情報がすべて記されています。
表示に従わない方法で洗ってしまうと、生地に余計なダメージを与えたり、縮みや型崩れを引き起こす原因になります。
また、最近ではストレッチ素材を含んだジーンズも多く、それぞれ耐久性や伸縮性に違いがあるため、洗濯前に確認することが長持ちの秘訣です。
洗剤には中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を使用
ジーンズの色落ちをなるべく防ぎたい場合は、洗剤選びにも注意が必要です。
強力なアルカリ性洗剤や漂白剤が入った一般的な洗濯洗剤は、生地の繊維に負担をかけるだけでなく、インディゴ染料を激しく落としてしまう可能性があります。
そのため、洗濯時には中性洗剤やおしゃれ着用の洗剤を使うのがおすすめです。
中性洗剤は洗浄力がマイルドで、繊維や染料に与える刺激が少ないため、ジーンズの色味や風合いをできるだけ長くキープできます。
また、成分表示を見て、蛍光増白剤や漂白剤が含まれていないものを選ぶことも大切です。
これにより、大切なジーンズを傷めず、色落ちを抑えて清潔に保つことができます。
洗う時は裏返しにして洗濯ネットに入れる
ジーンズを洗う際は、表面の摩擦や擦れによるダメージを最小限に抑えるため、裏返してから洗うのが基本です。
特にインディゴ染料は摩擦に弱く、外側が他の衣類や洗濯槽とこすれることで、色落ちやアタリ(部分的な色落ち)が発生しやすくなります。
【洗濯ネットに入れて洗うメリット】
- 型崩れやねじれ、糸のほつれを防げる
- 洗濯機内でのダメージを軽減できる
ネットに入れる際は、ボタンやファスナーをすべて閉じて、三つ折りなどコンパクトにたたむとより効果的です。
ネットのサイズに合わせて畳むことで、洗濯中にジーンズが動きすぎず、負荷がかかりにくくなります。
この一手間が、ジーンズを長く美しく保つポイントです。
洗濯は弱水流で単独洗いが基本
デニムジーンズは他の衣類に比べて色落ちしやすく、特にインディゴ染めのジーンズは水と摩擦に非常に弱いという特性があります。
そのため、洗濯機で洗う際は「弱水流コース」や「おしゃれ着コース」など、できるだけ優しい水流を選択しましょう。
加えて、必ず単独洗いを徹底してください。
濃色のジーンズは、洗濯中に染料が流出しやすく、他の衣類に色移りしてしまう恐れがあります。
特に白や淡い色の衣類との混洗は避けるのが鉄則です。
洗濯水の温度は常温または冷水がベストで、熱めの水は色落ちの進行を早める原因になります。
少しの工夫で、デニムの風合いを損なわず、きれいな状態をキープすることが可能です。
脱水はなるべく短時間で済ませる
洗濯後の脱水にも注意が必要です。
長時間の脱水は生地に余計なシワやねじれを引き起こし、型崩れの原因になるほか、色落ちのリスクも高まります。
ジーンズを脱水する際は、1分程度の短時間に留めるのが理想です。
軽く水分を切る程度で十分なので、その後はすぐに形を整えて干すようにしましょう。
どうしても水分が多いと感じる場合は、バスタオルで包んで軽く押さえるなどして、優しく水気を吸い取る方法もおすすめです。
脱水のやりすぎは、ジーンズの風合いや立体感を損ねる原因にもなるため、丁寧な扱いが重要です。
洗い終わったあとの一手間が、長くきれいに履き続けるための大きなポイントになります。
【洗濯機編】デニム・ジーンズの正しい洗濯方法
デニム・ジーンズは丈夫な素材ではありますが、間違った洗い方をしてしまうと、色落ちや型崩れ、風合いの劣化といったダメージにつながります。
だからこそ、正しい手順と注意点を押さえて洗濯することが大切です。
ここでは、自宅でも安心して行えるジーンズの洗濯方法を5つのステップで解説します。
- デニム・ジーンズのボタンやファスナーを閉じる
- デニム・ジーンズを裏返しにして洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤・おしゃれ用洗剤を投入する
- 弱水流で単独洗濯する
- 脱水を短時間で済ませる
工程ひとつひとつには意味があり、どれもジーンズを長持ちさせるために欠かせないポイントです。
「お気に入りの一本をできるだけ長くきれいに保ちたい」「色落ちを最小限にしたい」そんな方は、ぜひここで紹介する正しい洗濯方法を参考にしてみてください。
デニム・ジーンズのボタンやファスナーを閉じる
洗濯する前に、ジーンズのボタンやファスナーは必ずすべて閉じるようにしましょう。
これは、洗濯中のねじれや型崩れを防ぐだけでなく、他の衣類や洗濯機の内部を傷つけないための大切なポイントです。
特にファスナーは開いたまま洗うと、布地に引っかかって糸がほつれたり、ジーンズ自体のダメージにつながることもあります。
洗濯中の衣類の絡まりも減らすことができ、洗い上がりの見た目もきれいに保てます。
ジーンズを長く愛用したいなら、こうした小さな手間が重要です。
毎回の洗濯前にこの工程を忘れず、丁寧なケアを心がけましょう。
デニム・ジーンズを裏返しにして洗濯ネットに入れる
デニムを洗う際は、必ず裏返して洗濯ネットに入れるのが基本です。
インディゴ染めのデニムは、摩擦に非常に弱く、表面が直接ほかの衣類や洗濯槽にこすれることで、色落ちや毛羽立ちが起きやすくなります。
裏返すことで、デニム特有の色落ちや傷みを目立たなくし、表側の風合いを保ちやすくなります。
また、洗濯ネットに入れることで、生地の伸びやねじれを防ぎ、ジーンズの型崩れも抑えられます。
ネットは大きすぎず小さすぎない、適切なサイズのものを選ぶのがポイントです。
ネット内で動きすぎると摩擦が起こりやすくなり、小さすぎると汚れが落ちにくくなるため、ジーンズが収まりよく入るサイズのネットを使いましょう。
中性洗剤・おしゃれ用洗剤を投入する
デニム・ジーンズの洗濯には、必ず中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使いましょう。
一般的なアルカリ性の洗剤は洗浄力が強く、色落ちや生地へのダメージが大きくなってしまいます。
一方で、中性洗剤は繊維に優しく、デニムの色や質感をキープしながらしっかりと汚れを落としてくれます。
洗剤を選ぶ際は、漂白剤や蛍光増白剤などが含まれていないか、成分表示をしっかりと確認しましょう。
これらの成分が含まれていると、思わぬ変色や色ムラの原因になります。
お気に入りのジーンズを長く楽しむためにも、洗剤選びは非常に大切なポイントです。
できればデニム専用や色落ちを防ぐタイプの洗剤を使うと、さらに安心です。
弱水流で単独洗濯する
デニム・ジーンズを洗濯機で洗う際は、「弱水流」や「おしゃれ着コース」など、やさしく洗えるモードを選びましょう。
デニムは重たくて硬い生地のため、通常の強い水流で洗うと摩擦が強くなり、色落ちや生地へのダメージが大きくなります。
また、必ず単独で洗濯するのが基本です。
ジーンズに使われているインディゴ染料は色移りしやすく、他の衣類と一緒に洗うと淡色の服に色が移ってしまう恐れがあります。
水温は常温または冷水がおすすめで、熱いお湯を使うと染料が流出しやすくなるので注意が必要です。
単独・低水流・低温での洗濯を心がけることで、色味を守りつつ清潔に洗い上げることができます。
脱水を短時間で済ませる
洗濯後の脱水は、ジーンズの風合いや形を保つためにも「短時間」が基本です。
長時間の脱水は、ジーンズの生地を強く引っ張りすぎて型崩れを起こしたり、色落ちを進めてしまう原因となります。
目安としては1分程度の短い時間でサッと水分を切る程度で十分です。
それ以上長く回すと、繊維に過度な負担がかかり、生地がヨレたり縮んだりする可能性があります。
脱水後は、すぐに形を整えて干す準備をしましょう。
バスタオルなどで軽く挟んで水分を吸い取るのも、色落ちや型崩れを抑えるための効果的な方法です。
丁寧な脱水工程を心がけることで、大切なジーンズをより長く、美しく保つことができます。
【手洗い編】デニム・シーンズの正しい洗濯方法
「デニム・ジーンズを大切に長く履きたいけれど、洗濯機で洗うのは不安…」という方には、手洗いがおすすめです。
手洗いなら摩擦や衝撃によるダメージを最小限に抑えつつ、しっかりと汚れを落とせます。
特に色落ちや型崩れが心配なジーンズ、またはデリケートな素材を含むデニムアイテムは、手洗いすることで風合いや色合いをよりきれいに保てます。
この記事では、洗剤の選び方から具体的な洗い方・すすぎ方・脱水方法まで、失敗しない正しい手洗いの手順を詳しく解説します。
- 目立つ汚れに中性洗剤かおしゃれ着用洗剤の原液を塗布する
- ファスナーやボタンを閉じて裏返しにしてたたむ
- 洗濯おけに水を張って中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を適量入れる
- デニム・ジーンズを洗濯ネットに入れて洗濯おけの中に入れる
- 押し洗いでデニム・ジーンズを洗っていく
- きれいな水ですすぐ
- 洗濯機で軽く脱水する
初めて手洗いをする方も安心して実践できるように、ステップごとに分かりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目立つ汚れに中性洗剤かおしゃれ着用洗剤の原液を塗布する
デニム・ジーンズに目立つ汚れがある場合は、全体を洗う前にその部分を「前処理」しておくのが効果的です。
中性洗剤やおしゃれ着用洗剤の原液を、汚れた部分に直接塗布し、優しく指でなじませましょう。
このとき、ゴシゴシと強くこすらないことがポイントです。
特にインディゴ染めのジーンズは摩擦に弱く、色落ちしやすいため、やさしく塗り込むようにします。
部分的なシミや皮脂汚れであれば、こうしたプレケアだけでもかなり汚れが落ちやすくなります。
数分間放置した後、全体の洗濯工程に進むことで、洗剤の効果がより発揮されます。
洗濯前のこのひと手間が、デニムの風合いや色合いを守りながら、汚れをしっかり落とすコツです。
ファスナーやボタンを閉じて裏返しにしてたたむ
手洗いの場合も、洗濯機と同様にファスナーやボタンはすべて閉じてから裏返すのが基本です。
これは、洗濯中の型崩れや生地のねじれ、摩擦によるダメージを防ぐためです。
裏返しにすることで、表面の色落ちやアタリの発生を抑えられます。
たたみ方にも注意が必要で、ジーンズであれば3〜4つ折りにし、洗濯ネットの大きさに合わせて調整します。
洗濯ネットがない場合でも、きちんと裏返してたたんでから洗濯おけに入れることで、摩擦による劣化を最小限に抑えられます。
たたむことで洗いやすくなり、水流による負荷も分散されるため、全体のダメージを軽減できます。この丁寧な準備が、仕上がりの美しさに直結します。
洗濯おけに水を張って中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を適量入れる
次に、デニム・ジーンズを浸けるための水を用意しましょう。
洗濯おけや洗面ボウル、または洗濯機の洗濯槽でも代用可能です。
ここに常温の水(30℃以下のぬるま湯が理想)を張り、中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤を規定の量だけ入れてよく溶かします。
洗剤の量が多すぎるとすすぎ残しの原因になりますし、少なすぎても汚れが落ちにくくなりますので、使用する洗剤のラベルに従って適量を守りましょう。
特に色落ちを避けたい場合は、インディゴ専用の洗剤や色移りを防ぐタイプの洗剤を使うのもおすすめです。
この洗剤液にデニムを浸け置きする準備が整えば、いよいよ手洗いの工程に移っていきます。
デニム・ジーンズを洗濯ネットに入れて洗濯おけの中に入れる
準備した洗剤液にデニム・ジーンズを入れる前に、必ず洗濯ネットに入れておくのがポイントです。
ネットに入れることで、押し洗い中に不要な摩擦が生じるのを防ぎ、生地を優しく保護できます。
ネットはジーンズのサイズに合ったものを使い、適度にたたんでから入れましょう。
ネットがない場合でも、ジーンズを裏返して丁寧にたたむだけでも効果があります。
洗濯おけにデニムをそっと沈め、全体が洗剤液にしっかり浸かるように調整します。
このときにジーンズをギュッと押し込まず、ゆっくりと空気を抜くようにして沈めると、繊維全体に洗剤液が均等に行き渡ります。
ここから、いよいよ洗いの作業に入ります。
押し洗いでデニム・ジーンズを洗っていく
デニムはゴシゴシとこすり洗いすると生地が傷んだり、色が抜けたりするため、「押し洗い」が基本です。
両手でゆっくりと上下に押し込むようにして、水の中で洗剤液をジーンズ全体に浸透させます。
この「押して浮かせる」動作を数回繰り返すことで、優しく汚れを浮かせられます。
汚れがひどい場合は10分程度浸け置いてから、押し洗いを行っても問題ありません。
ただし、長時間の浸け置きは色落ちの原因にもなるので注意が必要です。
洗剤液が濁ってきたら、すすぎに移るタイミングです。
ここまでを丁寧に行うことで、汚れを落としつつ、風合いを損なわずに洗うことが可能です。
きれいな水ですすぐ
洗剤で押し洗いした後は、しっかりとすすぐことが大切です。
水を入れ替え、新しいきれいな水でジーンズを同様に「押して持ち上げる」動作を繰り返して、洗剤をしっかりと落としていきます。
少なくとも2回以上は水を替えてすすぐようにしましょう。
洗剤が残っていると、乾燥後に生地がごわついたり、肌に刺激を与える原因にもなります。
すすぎの水が透明になるまで、丁寧に行うのがポイントです。
必要に応じて、最後のすすぎに柔軟剤を少量加えると、生地がやわらかく仕上がり、履き心地も向上します。
すべての工程の中でも、洗剤をきちんと落とすこのすすぎ工程は特に重要です。
洗濯機で軽く脱水する
手洗いが終わったら、最後は軽く脱水を行います。
手で絞るのは繊維へのダメージが大きいため、可能であれば洗濯機の「脱水モード」を使用しましょう。
時間は最短の1分程度で十分です。
これ以上長く回してしまうと、シワや型崩れ、色落ちのリスクが高まります。
脱水後はすぐに取り出し、形を整えてから干す準備を行ってください。
また、乾いたタオルで包んで軽く押さえることで、余分な水分を吸収でき、干す時間の短縮にもつながります。
丁寧な脱水はデニムの寿命を延ばすうえで非常に効果的なので、最後まで気を抜かず慎重に行いましょう。
洗濯を終えたデニム・ジーンズを干すときのポイント
デニム・ジーンズは洗濯の仕方だけでなく、干し方にも気をつけることで風合いやシルエットを長く美しく保つことができます。
実は、多くの人が見落としがちなのが「干し方」です。
誤った方法で乾かしてしまうと、せっかく丁寧に洗ったジーンズでも、型崩れや色あせを引き起こす恐れがあります。
ここでは、脱水後にすぐ取り出して形を整えるポイントから、裏返しで陰干しする理由、そして乾燥機を使ってはいけない理由まで、ジーンズを正しく干すためのコツを丁寧に解説します。
ほんの少しの工夫で、お気に入りの一本をより長く、きれいな状態で愛用することができます。
脱水後はすぐに取り出して形を整える
脱水が終わったデニム・ジーンズは、時間を置かずにすぐに取り出すことが重要です。
洗濯機の中で放置してしまうと、シワが定着してしまったり、湿気による雑菌の繁殖につながる恐れがあります。
【ポイント】
取り出したらまずはウエスト部分、膝、裾などを軽く縦横に引っ張って、シワを伸ばしつつ元の形に整えましょう。
特に膝や腰回りは型崩れしやすい部分なので、手で軽く叩いて整えるのも効果的です。
このひと手間を加えることで、乾いたときのシルエットが格段に美しく仕上がります。
また、形を整えることで、ジーンズ本来の立体感やラインをキープしやすくなり、次回の着用時も快適です。
干す前のこの工程を丁寧に行うことが、ジーンズを美しく保つための第一歩です。
裏返しの状態で日陰で筒状にして干す
ジーンズを干すときは、必ず裏返しにしたまま陰干しにするのが基本です。
これは、直射日光がインディゴ染料に与える影響を避けるためで、色褪せや変色を防ぎ、風合いを長く保つ効果があります。
【ポイント】
干す際には、ウエスト部分を逆さにしてピンチなどでつまみ、両脚を筒状に広げて干すのがポイント。
こうすることで、空気が中まで通りやすくなり、早く均等に乾かせます。
また、自然な立体感をキープできるため、乾いたあとも美しいシルエットが維持されやすくなります。
干す前に再度、両手でパンパンと軽く叩いてシワを伸ばしておくと、乾いたあとのアイロンがけの手間も省けます。
風通しの良い場所で、直射日光を避けた環境を選んで丁寧に干すようにしましょう。
乾燥機の使用は控える
デニム・ジーンズの乾燥において、最も避けたいのが「乾燥機の使用」です。
乾燥機は高温の熱風によって衣類を乾かすため、デニム生地にとっては大きな負担となります。
特にコットン素材でできたジーンズは縮みやすく、乾燥機にかけると元のサイズやシルエットに戻すのが困難になる恐れがあります。
また、乾燥による急激な収縮は縫い目やステッチ部分にストレスをかけ、生地の劣化を早めてしまう原因にもなります。
さらに、熱によってインディゴ染料の色落ちやムラが発生しやすくなるため、風合いの維持という点からも乾燥機は不向きです。
ジーンズは時間をかけて自然乾燥させるのが最適な方法です。
手間はかかりますが、それが長く美しく愛用するための最善の選択といえるでしょう。
【種類別】デニム・ジーンズの正しい洗い方
一口にデニム・ジーンズといっても、一般的なデニムからダメージ加工されたもの、生デニム(リジットデニム)、さらにホワイトやブラックなどのカラージーンズまで、種類によって特徴や注意点はさまざまです。
そのため、すべてを同じように洗濯してしまうと、型崩れや色落ち、ダメージ部分の広がりなど思わぬトラブルにつながる恐れがあります。
ジーンズを長く愛用するためには、それぞれの特徴を理解し、適切な洗い方を選ぶことが大切です。
ここでは、ジーンズの種類別に洗濯時のポイントを詳しく紹介します。
それぞれの特徴に合わせたお手入れ方法を知ることで、お気に入りの一本をより長く、きれいに保つことができます。
一般的なデニム・ジーンズ
一般的なデニム・ジーンズは、丈夫で扱いやすい反面、適切な洗い方をしなければ色落ちや型崩れのリスクがあります。
基本的にはこれまで紹介した「洗濯表示を確認」「裏返してネットに入れる」「中性洗剤を使う」「弱水流で単独洗い」「短時間の脱水」といった5つのポイントを守ることが大切です。
また、洗濯の頻度にも注意が必要で、毎回の着用後に洗う必要はありません。
むしろ洗いすぎは風合いや色を損なう原因になるため、着用回数や汚れ具合を見ながら、半月~1カ月に1回程度を目安に洗うのがおすすめです。
日頃のケアとして、着用後に軽くブラッシングしたり、消臭スプレーを活用したりすれば、清潔感を保ちつつ洗濯頻度も抑えることができます。
ダメージジーンズ
ダメージ加工されたジーンズは、穴や裂け目などのデザインが特徴ですが、洗濯方法を間違えるとその部分が広がってしまう恐れがあります。
特に洗濯機の強い水流で繊維が引っ張られると、デザインのバランスが崩れてしまうため注意が必要です。
【洗濯時のポイント】
- 基本的には手洗いがベストですが、洗濯機で洗う場合には、ジーンズを裏返しにし、ダメージ部分が内側になるようにたたみ、ネットに入れてから洗う
- おしゃれ着用コースやドライコースなど、水流が弱いモードを選択し、脱水も1分程度で終わらせる
また、ダメージ部分に洗剤が直接触れないように注意し、全体をやさしく洗うよう心がけると、デザインを長く維持できます。
生デニム(リジットデニム)
生デニム(リジットデニム)は、製品化された後に一切の洗い加工がされていない、いわば「まっさら」な状態のジーンズです。
独特の光沢感やパリッとしたハリ感が魅力ですが、最初の洗濯「ファーストウォッシュ」が非常に重要です。
この段階での扱い方が、その後の色落ちやシルエットに大きく影響します。
【洗濯時のポイント】
- 洗濯する際は、必ず手洗いかクリーニングを選び、できる限り摩擦や高温を避ける
- たっぷりの水に中性洗剤を少量溶かし、やさしく押し洗いを行い、十分にすすいだ後は短時間で脱水する
また、初回の洗濯で若干の縮みが発生するため、購入時はサイズに余裕を持たせることも検討するとよいでしょう。
カラージーンズ(ホワイトジーンズ・ブラックジーンズ)
カラージーンズは色味を楽しむアイテムだけに、洗濯による変色や色落ちには特に注意が必要です。
まず大前提として、洗濯表示の確認が欠かせません。
たとえばブラックやネイビーなどの濃色系は、中性洗剤を使用し、蛍光増白剤や漂白剤が含まれた洗剤は避けるようにしましょう。
色の鮮やかさを保つためには、洗濯ネットに入れて裏返し、弱水流で単体洗いをするのが基本です。
ホワイトジーンズに関しては、蛍光増白剤を使用することでより白く仕上がることもありますが、生地によってはダメージの原因となるため、必ず表示を確認してから使いましょう。
どの色も、干すときは直射日光を避けて陰干しし、色あせを防ぐ工夫が大切です。
デニム・ジーンズの洗濯が難しいときは宅配クリーニングに依頼する
自宅でデニムを洗うのが不安な場合や、大切な1本を丁寧にケアしたいときは、宅配クリーニングの利用がおすすめです。
特にヴィンテージデニムやホワイトデニムなどは、色落ち・型崩れ・縮みなどが心配されるため、家庭での洗濯に不安がある方も多いでしょう。
そんなとき、プロの技術に任せることで、風合いや色味を保ちつつ丁寧に仕上げてもらえます。
最近では、ネットから簡単に申し込みできる宅配クリーニングが注目されています。
自宅にいながら24時間いつでも注文でき、ヤマト運輸のドライバーが衣類を取りに来てくれるため、店舗に出向く手間もかかりません。
小さなお子様がいる方や高齢者、忙しい方にとっては非常に便利なサービスです。
料金も明確で、メールで見積もりを確認したうえで依頼できるため安心感もあります。
特にジーンズのようにしっかりした素材は、仕上がりに違いが出やすいため、宅配クリーニングを利用することで、長く愛用できる自分だけの一着を育てる第一歩になります。
例えば、クリコムでは以下の価格でクリーニングを承っています。
| ボトムス類のクリーニングプラン | 料金 |
|---|---|
| 基本 | 800円~ |
| デラックス仕上げ | 1,600円 |
デニム・ジーンズの正しい洗濯方法を知って自分だけのジーンズを育てよう
デニム・ジーンズは、履き込むほどに味が出て、自分だけの風合いや色落ちが楽しめる特別なアイテムです。
ヴィンテージの高級品など一部のジーンズでは「洗わない方がいい」とも言われますが、日常的に着用するジーンズは、清潔に保つためにも正しい方法で定期的に洗濯することが大切です。
洗濯表示の確認をはじめ、裏返してネットに入れる、中性洗剤を使う、弱水流で単体洗いするなど、ちょっとした工夫で色落ちや型崩れを防げます。
また、履いた後にブラッシングをしたり、消臭スプレーを使ったりと、日常のお手入れを丁寧に続けることで、洗濯頻度も減らせ、より長く美しく着続けられます。
もし家庭での洗濯が不安な場合は、クリーニング店を活用するのも一つの手です。
プロの手でやさしく洗い上げてもらえば、風合いを守りながらきれいな状態に保てます。
ジーンズは消耗品ではなく、手をかけることで長く楽しめる「育てるファッション」でもあります。
正しい知識を身につけて、自分だけの一着に育てていきましょう。






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