毎日の洗濯で悩まされるのが、シャツの襟や袖につく皮脂汚れ、靴下にこびりついた泥汚れといったガンコな部分汚れ。

洗濯機に入れるだけではなかなか落ちないため、手間がかかってしまいます。

そんなときに活躍するのが「棒石けん」です。

昔ながらのアイテムですが、花王の「アタックプロEX石けん」やレックの「激落ちくん 洗濯石けん」など、今も根強い人気があります。

最近では100円ショップでも手に入るようになり、手軽さと洗浄力の高さから再び注目を集めています。

今回は、そんな「棒石けん」の魅力と、誰でも簡単にできる使い方をご紹介します。

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ブログ見出し棒石けんとは?

棒石けんは、衣類の襟や袖、靴下などに付着したガンコな汚れをピンポイントで落とすために使われる部分洗い専用の石けんです。

名前の通り棒状になっており、手で直接汚れ部分にこすりつけるだけで使用できます。

特に人気なのが、セリアで販売している「棒石けん」で、こちらは青色とオレンジ色の2タイプに分かれており、それぞれ用途が異なります。

棒石けんのタイプ 使用用途
青色 泥汚れや砂汚れなどの無機質な汚れに強く、外遊び後の子ども服や靴下の洗浄に最適
オレンジ色 皮脂汚れや油汚れに特化しており、襟や袖の黄ばみや黒ずみを落とすのに最適

中でもオレンジタイプは、100円ショップでも手に入ることが多く、界面活性剤や純石けん成分に加え、天然のオレンジオイルを配合しています。

さわやかな香りで、洗濯中のイヤなニオイを軽減してくれる点も人気の理由です。

【使用方法】
  1. 濡らした衣類の汚れに棒石けんをこすりつけて軽くもみ洗う
  2. 洗い終えたら洗濯機に入れて洗う

洗浄力と使いやすさを兼ね備えた、家庭にひとつは置いておきたい便利アイテムです。

ブログ見出し棒石けんで落とせる汚れ

棒石けんは、部分洗いに特化したアイテムとして多くの家庭で活躍しています。

特に、洗濯機だけでは落としきれないガンコな汚れに効果を発揮するのが特長です。

衣類の汚れといってもその種類はさまざまです。

【衣類につく主な汚れ】
  • 皮脂や汗による黄ばみ
  • 食べこぼしによるシミ
  • 泥による汚れなど

ここでは、棒石けんを使って効果的に落とせる代表的な3つの汚れについて詳しく解説していきます。

襟元・袖口の皮脂汚れ

シャツの襟や袖口に付着する皮脂汚れは、日々の洗濯でもなかなか落ちにくい汚れの1つです。

【皮脂汚れが落ちにくい理由】
汗と皮脂が混ざり合い、酸化して黄ばみに変化すると、通常の洗濯ではきれいにするのが難しくなっていくため

そんな頑固な黄ばみも、棒石けんなら手軽にケアできます。

【落とし方】
  1. 汚れている部分を水で湿らせる
  2. 棒石けんを直接塗りつけてから軽くもみ洗い
  3. 洗い終えたら洗濯機にかける

例えば、セリアから出ているオレンジタイプの棒石けんは、皮脂汚れに強く、天然のオレンジオイルがさわやかな香りを衣類につけてくれます。

毎日のシャツケアの習慣に取り入れれば、白さを長くキープすることができます。

食べこぼしでできたシミ汚れ

食事中にうっかりこぼしてしまったソースや醤油、チョコレートなどのシミは、一見すると落としやすそうで意外としつこい汚れです。

棒石けんは、こうした水溶性・油溶性の両方のシミに対して効果を発揮します。

たとえば、醤油などは水に溶けやすい一方で、チョコレートやカレーのように油を含む汚れは普通の洗剤だけでは落ちづらい傾向があります。

【シミ汚れの落とし方】
  • シミ部分を水で湿らせる
  • シミ部分に棒石けんをしっかり塗布し、指先でやさしく揉みこむ

その後、通常の洗濯をするだけで、気になるシミがすっきり落ちやすくなります。

外出先でついた食べこぼしも、帰宅後すぐに処理すればシミ残りを防げるので、1本常備しておくと安心です。

泥汚れ

棒石けんが特に力を発揮するのが泥汚れ。

外遊びをするお子さんのいる家庭や、部活動をする学生のユニフォームなど、靴下や体操服にこびりついた泥汚れに悩んでいる方は多いでしょう。

泥は水にも油にも溶けない「不溶性」の汚れのため、通常の洗濯ではきれいに落としきれません。

しかし、棒石けんを使うことで効果的に対処できます。

ポイントは、汚れをすぐに洗わず、まず完全に乾かすことです。

【泥汚れの落とし方】
  1. 乾いた泥を洗濯ブラシで払い落とす
  2. ある程度汚れを除去してから、水で湿らせて棒石けんを塗布して揉み洗いをする

その後、洗濯機で通常通り洗えば、繊維に入り込んだ泥もすっきり落とせます。

また、白いスニーカーなどのアウトソールの泥汚れにも応用可能。石けんとブラシでケアすることで、見た目が格段にきれいになります。

ブログ見出し棒石けんを使う時に気を付けること

棒石けんは、頑固な汚れをしっかり落とせる頼れる洗濯アイテムです。

しかし、使い方によっては肌や衣類に影響を及ぼすこともあるため、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。

【棒石けんを使う時に気を付けること】
  • 手荒れを引き起こす可能性がある
  • 生成りなど自然の色味が損なわれる
  • 大量の汚れでの使用には適さない

ここでは、棒石けんを安全かつ効果的に活用するために知っておきたいポイントを3つに分けて解説します。

手荒れを引き起こす可能性がある

棒石けんは洗浄力が高く、汚れをしっかり落としてくれる便利なアイテムですが、含まれる成分に注意が必要です。

多くの棒石けんには界面活性剤や脂肪酸ナトリウムが使われており、これらは皮膚への刺激になることがあります。

特に肌が敏感な方は、使用後に手がヌルついたり乾燥したりすることも少なくありません。

手荒れが心配な場合は、以下のような対策を講じましょう。

【シミ汚れの落とし方】
  • 使う際にビニールやゴム製の手袋を着用する
  • 使用後はしっかり手を洗う
  • 必要に応じてハンドクリームなどで保湿ケア

石けん自体の洗浄力に頼りすぎず、肌への優しさも考慮した使い方を心がけることが大切です。

生成りなど自然の色味が損なわれる

一部の棒石けん、例えば、「ウタマロ石けん」などには蛍光増白剤が含まれていることがあります。

【蛍光増白剤とは】
白い衣類をより白く見せるための成分で、黄ばみを抑える効果がある一方で、自然な色合いの衣類には不向きな成分

特に生成りのシャツや、染色されていない天然素材の衣類に使用すると、もともとのやさしい色味が失われてしまう可能性があります。

色のくすみが気になるからといって何でも棒石けんで擦ってしまうと、逆に風合いが損なわれることがあるため注意が必要です。

洗う前には衣類の素材表示や色味をチェックし、蛍光剤入りかどうかを確認してから使うとよいでしょう。

大量の汚れでの使用には適さない

棒石けんは、あくまで部分汚れを集中的に落とすための補助的な洗剤です。

シャツの襟や袖、スニーカーの一部の泥汚れなど「ポイント洗い」に特化しており、衣類全体の広範囲な汚れや大量の洗濯物には不向きです。

広い面積に使うと作業の手間がかかるだけでなく、石けん残りやムラも出やすくなります。

そのため、広範囲の汚れには通常の液体洗剤や粉末洗剤を用い、特に気になる部分だけを棒石けんで予洗いする方法がおすすめです。

また、棒石けんの使いすぎは衣類の素材を傷める原因にもなりかねないため、必要な箇所にだけ適量を使うようにしましょう。

適材適所で使い分けることで、洗濯の仕上がりにも差が出ます。

ブログ見出し棒石けんは部分汚れをピンポイントで落としたいときに使える画期的なアイテム

棒石けんは、洗濯用洗剤の中でも「頑固な汚れを部分的にしっかり落としたい」ときに非常に頼りになる存在です。

【棒石けんのオススメポイント】
  • シャツの襟や袖口に付いた皮脂汚れ、靴下やスニーカーの泥汚れ、食べこぼしなど、通常の洗剤では落ちにくい箇所に直接こすりつけることで、ピンポイントで集中的に洗浄できる
  • 液体洗剤とは違い、狙った場所にしっかりと洗剤成分を届けることができるため、しつこい汚れに効果を発揮する
  • 棒状なので手で持ちやすく、力加減を調整しながら使える

さらに、100円ショップなどでも手軽に購入できるため、初めての方でもコストを抑えて気軽に試せるのも魅力です。

ただし、棒石けんは衣類全体の汚れを落とすのには適しておらず、あくまで「補助的な洗浄アイテム」としての位置づけです。

うまく活用することで、これまで諦めていた汚れもすっきり落とせる、非常に画期的な洗濯アイテムです。

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