夏の定番トップスといえばTシャツ。コストパフォーマンスに優れたパックTシャツや、流行りのUniqlo UのTシャツ、高価なブランドもののTシャツなど、その種類も様々ですがお気に入りのTシャツは長持ちさせたいもの。
そこで今回はTシャツを長持ちさせるお手入れの方法を紹介いたします!
気になるTシャツの寿命!
衣類には「大体このくらいの着用年数が目安ですよ。」という、耐用年数が定められています。
夏物のスーツは2~3年、夏物のスカートは2年、冬物のスカートは3年など、アイテムごとに「使用されている素材」と「着用時期」をベースに寿命が算出されています。
気になるTシャツの耐用年数は2年!ポリエステルや、混合素材のTシャツは洗濯耐用が約60回とされ着用機会が多い場合は約6ヶ月、やや少ない場合だと1~2年ほどが寿命の目安です。
耐久性に優れた綿(コットン)素材のTシャツは洗濯耐用は約80回と化学繊維のTシャツより多め。着用機会が多い場合は約8カ月、やや少ない場合だと1年半~2年半が寿命の目安です。
長く着るためのポイント
もちろん上記の年数を過ぎると突然壊れて着れなくなるわけではありません。少しでも長く着用できるよう、以下のポイントをおさえておきましょう。
しっかりと洗濯をする
「洗濯すると傷むからあまり洗わないようにしている……。」この考え、半分正解で半分間違いです。
もちろん過度の洗濯(クリーニング)はTシャツの劣化を早めることにつながります。しかし、しっかりと洗濯をしないとTシャツに汚れが蓄積し、生地の劣化、変色、カビの発生といったトラブルの可能性が高まります。
常識的な範囲で、きちんと洗濯をすることが必須です。
Tシャツを長持ちさせる洗濯方法
まず洗濯前に洗濯表示タグをチェックするのが基本!
タグを見ることで「洗濯機で洗えるのか?」「漂白をしていいのか?」「乾燥機にかけていいのか」など衣類ごとの洗濯方法が分かります。基本的には洗濯表示タグの表記に従って洗うだけでOK。
洗濯コースは?ネットには入れた方がいいの?
洗濯のコースは「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」など生地に負担をかけないコースを選ぶことがポイントです!
「Tシャツにプリントや刺繍などの装飾が施されている場合」または「生地のヨレや伸びを避けたい場合」は、Tシャツを裏返してざっくりと二つ折りにし、大きめのネットに入れて洗いましょう。
ネットに入れることで衣類同士が絡むことなく、型崩れや装飾部分の劣化を避けることができます。
Tシャツを長持ちさせる干し方
Tシャツの洗濯の仕方に続いては「Tシャツの干し方」です。干し方を工夫することで、型崩れや色あせなどのトラブルを避けることができますよ!
洗濯後はすぐに干す!
洗濯後すぐに干すことでTシャツがシワシワになることをさけることができます。
また、洗濯槽の中に洗濯物をそのまま放置してしまうと、雑菌が繁殖し生乾き臭の原因に!臭い防止のためにもすぐに干すようにしてください。
Tシャツに適したハンガーを選ぼう
適切なサイズのハンガーを選ぶこともポイントの1つです。Tシャツが伸びてしまう原因の多くに、ハンガーがTシャツに合っていないということが挙げられています。
Tシャツを干すための適切なハンガーは、厚手のもので肩幅ぐらい。袖の部分前後1センチに収まる大きさを目安に選びましょう。
また首元に滑り止めが付いているものがおすすめ!滑り止めがついていることで首元の伸びを防ぐことができます。
Tシャツの裾からハンガーを入れる
洗濯物を干す時についついやってしまいがちなのが「襟元からハンガーを入れること」。これ首元が伸びることの原因となってしまいます。
裾からハンガーを入れ、Tシャツの形を整えてから干すようにしてください。
裏返して陰干し
Tシャツは、紫外線があたることで退色してしまう可能性があります。
そのためTシャツ裏返し、直射日光が当たらない風通しのいい日陰に干しましょう。また、夏など紫外線が強い時期はとくに、外で長時間干すのは避けるのが賢明です。
お気に入りのTシャツはクリーニングへ出すのがベスト
高価なブランドのTシャツや、繊細な素材、特殊なデザインのTシャツ、ヴィンテージのTシャツなどは家庭で洗濯するよりもクリーニングに出すのがベストです。
通常の汚れを落としてくれるだけでなく、型崩れや色落ちを防ぐために細かな配慮でTシャツを洗いあげてくれます。
また同時にクリーニング店のシミ抜きサービスを利用すれば、家庭ではなかなかケアできない皮脂や汗、食べこぼしによるシミや汚れも落としてくれますよ!
気になるTシャツクリーニングの料金は?
Tシャツをクリーニングに出した場合、1着400~600円が料金の相場です。業者によってはパックプラン(5枚~10枚をまとめてクリーニング)を利用することで、1枚あたりの料金がお得になる場合も!
最後に
Tシャツは、洗濯の方法や干し方など、日頃のケアにちょっとした工夫をすることでキレイにキープすることができます。
また、大切なTシャツはクリーニングを利用することも1つの手段と覚えておいてください。